電圧降下計算ツール

電圧降下とは、電流が導体の抵抗を流れる際に配線に沿って失われる電圧のことです。長い配線では、許容電流ではなくこの電圧降下が断面積を決めることがほとんどです。降下を基準にサイズを選ぶにはメイン計算ツールを、その考え方を理解するにはこのページをご活用ください。

電圧降下の計算式

単相交流(および直流)では ΔU = 2 × I × R × L / 1000、三相では ΔU = √3 × I × R × L / 1000 となります。ここで I は電流〔A〕、R は導体抵抗〔Ω/km〕、L は片道の配線長〔m〕です。降下率は ΔU を公称電圧(単相230 V、三相400 V)で割って求めます。

IECの目標値:3%と5%

IECに基づく設備では、設備の起点から測って照明回路で最大3%、その他の回路で5%を電圧降下の上限とするのが一般的です。国ごとの配線規則ではこれと異なる制限が定められている場合もあります。降下が小さいほど性能は良くなり、無駄になるエネルギーも減ります。

なぜ長さがサイズを決めるのか

電圧降下は長さと電流に比例し、断面積に反比例します。配線長が2倍になれば降下も2倍になり、断面積を2倍にすればおおよそ半分になります。ある長さを超えると、電流を流せる最小の導体では降下を制限内に収められなくなるため、1サイズ以上太くする必要が生じます。

電圧降下を抑える方法

断面積を大きくする(最も一般的な対策)、システム電圧を高くする、分電盤を負荷に近づける、負荷を複数回路に分ける、あるいは導体を並列に配線するといった手段があります。計算ツールは往復モデルを自動で適用するので、片道の配線長を入力してください。

実際の敷設条件に合わせて調整

計算ツールを開き、ケーブル長・周囲温度・回路群数・絶縁種別を入力して条件に合わせて算出できます。

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