許容電流計算ツール

許容電流(Iz)とは、導体が温度限界を超えることなく連続して流し続けられる電流のことです。IEC 60364-5-52では断面積・施工方法・絶縁種別ごとに表化されており、実際の設備ではそこに補正係数を適用します。

Reference Method Cの基準値

本サイトでは、周囲温度30 °C・負荷回路1つの条件下でReference Method C(壁面に固定した単一ケーブル、または壁の電線管内の単一ケーブル)を採用しています。表に示されたIzが出発点であり、保護装置の定格Inは補正後のIzを超えてはなりません。

周囲温度による補正

表は周囲温度30 °Cを前提としています。周囲がこれより高温だと容量は下がるため、IEC 60364-5-52の周囲温度補正係数をIzに掛けます(例えば70 °C PVCの場合、40 °Cで約0.87)。周囲が低温であればわずかに増やすことができます。

群集による補正

複数の回路を束ねて配線すると互いに発熱するため、群集係数を掛けます(例えば4回路で0.80、6回路で0.70)。補正後の Iz = 表のIz × 周囲温度係数 × 群集係数 が、それでも設計電流を満たしていなければなりません。

保護装置との協調

原則は In ≤ Iz です。装置の定格は補正後の容量を超えてはなりません。設計電流を上回る次の標準装置定格に対して、補正後のIzが少なくともそれ以上となるよう導体を選定します。

実際の敷設条件に合わせて調整

計算ツールを開き、ケーブル長・周囲温度・回路群数・絶縁種別を入力して条件に合わせて算出できます。

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